コラム

軟水機について

2011/04/21

軟水機は、原水(上水、井水、工業用水、河川水)をイオン交換樹脂に通すことにより、原水中の硬度成分(カルシウム・マグネシウム)を除去した水(軟水)を作り出すものです。
又、イオン交換樹脂は、読んで字のごとく水中のイオンをイオン交換樹脂が持っているイオンと交換するもので、水中のカルシウムイオン・マグネシウムイオンをナトリウムイオン(イオン交換樹脂が吸着していたもの)と交換して一定量の軟水を採水します。
軟水を採水しつづけますと、イオン交換樹脂が硬度成分でいっぱい(飽和状態)になり、軟水が採水できなくなります。再び軟水を採水できるようにするには、食塩水でイオン交換樹脂を洗浄(再生と呼びます)します。つまり食塩水のナトリウムイオンとイオン交換樹脂に吸着されているカルシウムイオン・マグネシウムイオンとが交換され、イオン交換樹脂にナトリウムイオンが吸着し、軟水が採水できる状態となりなす。
このようにイオン交換樹脂は、食塩水で再生され、繰り返し使うことが出来ます。
なお、再生中の再生水は、排水として処理されます。

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